2月14日実施 ティーチイン上映会レポート

現在公開中の『破門 ふたりのヤクビョーガミ』について、今だからこそ聞きたいことをスタッフ、キャストにもっと語っていただこうということで2日連続開催が決定したスペシャルティーチインイベント。2日目となる14日には、小林聖太郎監督と、小清水の愛人・玲美役を演じた橋本マナミさんが登壇!
当日は、今だからこそ言える撮影の裏話や思い出のエピソードなどぶっちゃけトークが満載!また、本日はバレンタイン当日ということで、会場に来ていたお客さんの中から、質問をしてくださった男性2名へ橋本マナミさんからチョコをプレゼントするというサプライズも!終始和やかな雰囲気でイベントは終了いたしました。

大きな拍手の中、登場した橋本さんと小林監督。
小林監督は、「本日は映画をご覧いただきありがとうございます。すでに何回かご覧いただいている方もいらっしゃるかもですし、初めてご覧いただいた方もいらっしゃるかと思います。いろいろなお話を伺えればと思います。距離も近いので語り合えればと思います。」と挨拶。
橋本さんは「バレンタインの夜にありがとうございます。普段は舞台挨拶で皆さんとお話できないですし、こういった機会がなかなかないので嬉しいです。今日はいろいろとお話をしましょう。よろしくお願いいたします。」と挨拶。

そして、本日参加ができなかった佐々木蔵之介さんから「桑原保彦役の佐々木蔵之介です。本日は小林監督のティーチインにお越しいただき、ありがとうございます。私は仕事で行けないのですが、監督が歌って踊って大いに盛り上げてくれるかと思います。歌は世につれ世は歌につれ…歌は『なぐりガキBEAT』。監督張り切ってどうぞ!」といったビデオコメントが到着し、会場が笑いに包まれました。

橋本さんはほとんど関西出身のキャストの中、いかがでしたか?という質問に対し、
橋本さん「関西の言葉って本当に難しいんですよね。半音上がったりとか、単語は言えても文章にしたときに違う発音になったりしちゃって。イントネーションに監督もこだわられていらっしゃいましたよね。」
小林監督「そうですね。イントネーションは大事にしたいなと思っていました。」

印象的だったシーンはありますか?と聞かれると、
橋本さん「ホテルのシーンですね。ずっとホテルにこもって長時間撮影していたんです。でもなかなか経験できないシーンでしたし、楽しかったです。」とコメント。

同じシーンが多かった橋爪さんについて聞かれると、
橋本さん「橋爪さんは最初サングラスをかけていらっしゃったこともあって、怖い印象だったんです。どうしようって思っていたんですけど、ちょっとずつお話していくうちにチャーミングなところが凄くみえて、とても素敵な方だなって思いました。」
小林監督「蔵之介さんに小清水は橋爪さんや、ってお知らせしたときに、「ぴったりですわ」と言われました。調子いい感じとか、すごく役に合っていますよね。」
橋本さん「撮影中に橋爪さんの頭が私の胸に当たってしまったこともありましたね(笑)」
小林監督「その時も「今日は頭洗わんわ」って冗談をおっしゃっていましたね(笑)」

続くティーチインでは、本日がバレンタインということもあり、質問をして下さった男性2名に橋本さんからチョコレートがプレゼントされるというサプライズが!
小林監督からも、質問をしてくれた方には、破門のオリジナル名刺をプレゼントすることになり、会場は大いに盛り上がりました。

Q初めての愛人役はどうでしたか?役はどのようにして決まったのですか?
小林監督「役はオーディションは特にせずに、耳の良さはどんな感じかなと先にお会いして、ぜひお願いしたい、となりました。」
橋本さん「3年前くらいから愛人としてのテクニックとかを勉強していたんです。恋愛経験の多い先輩にお話しを聞いたり、仕草や服装、髪の毛を変えたりしました。なので、このタイミングで愛人役をいただけて本当によかったなと思ったし嬉しかったです。」

Qアクションシーンは本当に行われていたんですか?
小林監督「カットにもよるんですけど、先にアクションの段取りや動きを決めて練習をしていました。当ててもいい時は当てたりもしています。」

Q小清水が失敗したりしているのに、玲美はなぜ愛人としているんだと思いますか?
橋本さん「いろいろ想像したのですが、玲美は愛が欲しくて、でもどうしたらいいか分からないからお金だったり形に頼ってしまうのではないかって思って演じていました。ちょっと寂しさがあっての小清水との関係なのかな、と思っていました。」
小林監督「その役のバックボーンって、演じるためには必要であると思うんですけど、僕は細かいところまではあまり考えなくてもいいかなと思っていました。小清水に対してはお金8割くらいで、あと2割は情とかがあるのかなと。」

Q映画に出てくるキャラクターの中でどの役柄がタイプですか?
小林監督「僕が女性だったら嶋田(國村隼)ですね。」
橋本さん「私は小清水さんかもしれないです。読めないところが惹かれるというか、気になってしまいますね。逃げられると追いかけたくなってしまいますし。」

最後に、
橋本さん「本日はありがとうございました。最初ヤクザが出てきたりと怖い映画なのかな、と思われがちですが、テンポも良くてとても面白い作品です。女性も楽しめますし、カップルでも家族でも、みんなが楽しめる作品だと思います。今日のこともぜひ宣伝してください!もう終わってしまいますが、素敵なバレンタインをお過ごしください!」
小林監督「時間が短くて残念ですが、今日はありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。」
と締めくくり、終始和やかな雰囲気でイベントは終了しました。


2月13日実施 スペシャルティーチインイベントレポート

現在公開中の『破門 ふたりのヤクビョーガミ』について、今だからこそ聞きたいことをスタッフ、キャストにもっと語っていただこうということで2日連続開催が決定したスペシャルティーチインイベント。1日目となる本日は、小林聖太郎監督と、滝沢組の組員・牧内を演じた佐藤佐吉さんに登場頂きました!
当日は、佐々木蔵之介さんからのメッセージも上映され、和やかな雰囲気の中イベントは行われました。

秋田プロデューサー:本日は、撮影の裏話なども伺いたいのですが、そもそも牧内役の佐藤佐吉さん、原作者の黒川博行先生がスカパー版の「破門」のドラマをご覧になり「佐藤佐吉という役者はヤクザをよく知っている。一人だけ芝居が違う」と仰られたいうエピソードがありキャスティングさせていただいた経緯があったりもしたんですが、そのあたりのお話など含め、お伺いしたいと思います。

小林監督:佐藤さんには同じ黒川先生原作のWOWOWのドラマ「煙霞-Gold Rush-」にも出ていただいて。

佐藤さん:役柄は全然ちがうんですけど、同じような役で。

小林監督:木下ほうかさんの子分っていうのと、「殺すぞ、おらぁ」みたいな台詞が同じというか。衣装合わせの時に初めて「既視感あるけど大丈夫ですか」って言われて(笑)

佐藤さん:でも、まさかのほうかさんと3度目ですからね。

小林監督:そうですね、ほうかさんと中村ゆりちゃんと、佐吉さんが、スカパー版の「破門」と「煙霞-Gold Rush-」と、今回の『破門 ふたりのヤクビョーガミ』と3本出ている。黒川作品といえば、という感じに。

佐藤さん:僕もここまで言っていただいて非常に光栄なんですけど、普段監督とか脚本の仕事をメインにやってまして。役者慣れしてないというか。それで初めて黒川さんとお会いしたときに、自分で言うのも非常に恥ずかしいんですけど、「佐吉さん、僕佐吉さんのファンです」って言っていただいて、その言葉だけでしばらく飯食える気分でした。なので、また黒川先生の作品を撮られる際には呼んでください。

Q:玲美の部屋で乱闘するシーンで気になることが2つあって、狭めのセットなので、アクションが大変じゃなかったかなというのと、(滝沢組の組員を演じた)勝矢さんがガムをはくシーンがあると思うのですが、それがアドリブだったのか教えてください。

小林監督:1つめの質問。まあ狭い部屋なんですけど、カメラの後ろにはスペースが必要、しかもカメラのすぐ手前は映らないので、6帖くらいの部屋に入ると1帖半くらいしか撮れないんです。なので、4間くらいある部屋を使って、押し入れを壁に見立てて。さらに食器棚の後ろは実はもっとスペースがあって、普通のマンションなんですけど、狭めに見せて撮ってるんです。

佐藤さん:あれが初日の撮影だったんですよね。独特の緊張感でした。僕もめったにやらないんですけど、あのシーンはアクション練習をけっこうさせられました。部屋は狭いんで「こんな感じです」ってテープ貼って、この範囲で動いてくださいみたいなのやりましたね。

小林監督:そんな工夫をしました。2つ目はアドリブの定義にもよるんですけど、はじめ“段取り”って、カメラを持たずにこの台本のこのシーンをやってみましょうってやるんです。人によると思うんですけど、僕はわりと役者さんが考えてこられたことをやってもらって、そこから考えていくので

佐藤さん:勝矢さんがあのときガムはいたの気づいていらっしゃいました?

小林監督:ええ、テストの早めのときからやられてたと思うんですよ。それについて特に違和感ないし、良いと思ったんで勝矢さんのアイデアを頂きました。
 

Q二宮の事務所にインコの写真が貼ってあったんですけど、原作にマキちゃんというインコが出てくるのですが、映画ではどういう設定だったのかなと。

小林監督:原作にはインコが出てくるんですよね。迷って結局、使うのはやめようって決めたんです。鳥は思い通りに動いてくれなかったりするので。そしたら装飾部が、「写真くらい貼っておきましょうか?」ということで、良いんじゃない、と。絶対あそこにマキちゃんの写真を貼りたいと思っていたわけではないんですけどね。

佐藤さん:部屋での二宮くんの行動がすごい好きなんですけど、爪切ったら匂いを嗅いだり、やたらしつこく嗅いでるじゃないですか。あれは監督の趣味ですか?

小林監督:相当な暇を持て余している人が何をしたら最悪かなと思ったんです。いしいひさいちさんっていう漫画家が大好きで「バイトくん」に出てきそうな子をイメージしました。横山君とも相談して、イメージを出し合って二宮を作ったんです。

Q今治での乱闘シーン、すごい広い感じがしたんですけど、みなさんは本当に広いところを走り回っていたんでしょうか?

小林監督:場所が多少違うんですが、設定としては真鍋荘があって、初見たちが隠れていた小屋があり、その裏に行ったら漁港に行くという、四角形のような場所を想定していました。

佐藤さん:ちょうどそのシーンの最後のほうで、僕ちょっと足の裏が痛かったんですよ。でも最後にものすごい走らされたじゃないですか、何回も何回も。

小林:あのとき蔵之介さんも足をつりかけてました。

佐藤さん:最後の方になって、カメラマンさんが「佐吉さん、なんでそんなに足遅いの」って(笑)痛いって言えないから「ちょっと遅くて」って言ったら、「もうちょっと早く走れるはず」って言われるから、仕方ないから映ってないんですけど思いっきり手振って走りました。それからしばらくして場所を移して、そこでもだいぶ走ったんですけど…。

小林監督:1週間後くらいにまたね。

佐藤さん:そこでほうかさんと「ほうかさん、また今日も走らなきゃいけないんですね」って言ったら、「うちらはもうええ」って言うんです。「もう50はええねん」って(笑)

小林監督:映画だと永遠走られますけど、普通の人そんなに走れないですからね。疲れて走ってるのもいいと思うんですけどね。

佐藤さん:ヒィヒィいいながら走ってましたよ(笑)

小林監督:殺陣師の人が二家本さんっていう方なんですけど、ツイッターやっている方、僕のツイート見てもらったら写真もあるんですけど。佐吉さんと二家本さん、背格好も髪型も全く一緒で、本当に後ろからみると「あれ、佐吉さん今日休みじゃなかったっけ」というくらい。

佐藤さん:顔見えないなら二家本さんがやってくれればいいのにって(笑)

Q泡風呂のシーンで、二宮が体を洗っているのは下着ではなくて水着だと聞いたんですけど、とても地味な感じがしたんですけど、あれは監督のご趣味なんでしょうか?

小林監督:あの水着、選んだ気はしますけど白い水着なんです。地味でしたかね、ちょっとベージュっぽく見えますよね。

佐藤さん:あれ何で水着なんですか?

小林監督:風呂場で下着干しているのは変かなと思って。

秋田プロデューサー:原作を読んでる方は分かりやすいと思うのですが、あのシーン、服を洗っているの分かりましたかね?

小林監督:手の動きとかで分かるかなと思っているんですけど。あのシーン、横山君が何やるかなと思ってしばらく長回しをしてたんですけど、本人も分かるのかな?と思ったらしく、しばらく「よう取れるわ汚れ」って。とてもありがたかったんですけど、そんな一人で風呂入ってるやつが汚れ取れるとは言わないやろと思って編集では切ったんです。

Q原作や映画で好きなシーンを教えてください。

佐藤さん:好きなシーンというか、ハッと思ったことが現場であって。ほうかさんと話しているときに、初見が刑事に金渡すシーンの話をしていて、「えっ」ってほうかさん「俺刑事に金なんか渡してへんで?」って。いやいや、渡してますやん、「え!あれ刑事やったん?」って(笑)

小林監督:あの人台本読んでるんですかね(笑)

佐藤さん:ヤクザに金渡しただけやと思ってましたからね。

小林監督:あの船のシーン、船を貸し切れなくて、普通の人が乗っているところで「すんません、映りたくない人はこっち行ってください!」って言って、15分くらいで渡し船乗っている人たちと一緒に撮ったんです。僕は原作で好きなシーンを。大乱闘中に、原作で二宮が自分だけ逃げて、うどん屋に入ってうどん食ってたら「助けに来んかい」って電話が入るんですけど、「はい」って言いながらうどん最後まで食うっていう、ひどい緩いシーンが面白いなと思いましたね。映画では使わなかったんですけど、原作の好きなシーンです。


スペシャルティーチイン付上映 決定のお知らせ

映画「破門 ふたりのヤクビョーガミ」の大ヒットを記念し、スペシャルティーチイン上映を実施いたします!
小林監督と個性豊かなキャストが映画館に駆け付けて、今までのイベントとは一味違う映画の魅力・裏話を聞けるチャンスです!皆さま是非ご参加ください。

場所◆シネマサンシャイン池袋 
日時◆2月13日(月)18:20の回上映後
登壇者◆佐藤佐吉、小林聖太郎監督(敬称略、予定) 
発売日・発売方法◆WEB・窓口ともに 2/9(木)9:00~
料金◆当日料金に準じます。
 
場所◆新宿ピカデリー
日時◆2月14日(火)18:50の回上映後
登壇者◆橋本マナミ、小林聖太郎監督(敬称略、予定) 
発売日・発売方法◆WEB2/9(木)00:00~(=2/8(水)24:00~)
窓口2/9(木)劇場オープン時より
料金◆当日料金に準じます。

【注意事項】
・特別興行につき、各種招待券、各種割引券は使用出来ません。
・ムビチケカードはWEB・窓口にてご利用頂けます。
・いかなる事情が生じましても、ご購入、お引換後の鑑賞券の変更や払い戻しはできません。
・全席指定となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
・転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
・登壇者および舞台挨拶は、都合により予告なく変更する場合がございます。
・場内でのカメラ(携帯カメラ含)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。
状況により、当日は荷物検査を行わせて頂く場合がございます。
・当日マスコミ取材が入る場合がございます。予めご了承下さい。


関西限定企画映画界を破門!?台本なしのめっちゃおもろい(かも)舞台挨拶開催決定

「破門 ふたりのヤクビョーガミ」の舞台となりましたご当地関西での大ヒットを記念して「映画界を破門!?台本なしのめっちゃおもろい(かも)舞台挨拶」を開催いたします。主演の佐々木蔵之介さん、小林聖太郎監督によるこれまでにない!?舞台挨拶をお楽しみください。
詳細は下記の通りです。

日程:2017年2月19日(日)
登壇者(敬称略):佐々木蔵之介、小林聖太郎監督(予定)
入場料金:(全席指定) 一般1800円 大学生1500円 シニア1100円 高校生以下、障害者手帳をお持ちの方1000円 

■MOVIX京都
9:20の回上映後

■MOVIX八尾
11:40の回上映後

■大阪ステーションシティシネマ
13:00の回上映後

■なんばパークスシネマ
14:00の回上映後

■神戸国際松竹
15:30の回上映後

【チケット販売方法】
①上記劇場インターネットにて・・・2月12日(日)0:00~(11日24:00~)
②上記劇場チケット売り場にて・・・2月12日(日)劇場オープン時より(①にて残席がある場合)

【注意事項】
※舞台挨拶の上映回は全席指定席となります。舞台挨拶をご鑑賞頂くには同上映回の座席指定券が必要です。
※特別興行につき、各種招待券・株主優待券・無料鑑賞クーポンのご使用はできません。
※インターネットでご購入の場合は、クレジットカード決済またはキャリア決済のみのお支払いとなります。
※お電話でのご予約は承っておりません。
※ご購入後の払い戻し、変更は承っておりません。
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
※ご購入方法の詳細につきましては、上記劇場のホームページをご確認ください。
※前売券もご利用いただけます。


2/2 大ヒット御礼イベントレポート

この度大ヒット記念のイベントとして、2月2日(木)「大ヒット記念 もうすぐ節分!豆まきイベント」を開催しました!

当日は、佐々木さん・横山さんと、小林聖太郎監督が登壇し、今だからこそ言えるおススメシーンや思い出のエピソードなどをぶっちゃけトーク!翌日の節分に先駆け、登壇者による豆まきを行ったほか、さらに、横山の発案で2月4日に49歳の誕生日を迎える佐々木さんへのサプライズ祝いも行いました。

Webオフィシャル
 

日程:2月2日(木)19:00~19:30
場所:丸の内ピカデリー
登壇者: 佐々木蔵之介、横山裕、小林聖太郎監督 ※敬称略

満席の観客からの大きな拍手の中を登場した佐々木蔵之介さんは、「大ヒット舞台挨拶ができることほど幸せなことはありません。どうもありがとうございます!」と挨拶。横山裕さんは、「皆さんの前に立てていることに幸せを感じています。」と挨拶。小林聖太郎監督は、「まだ公開から6日しか経っていないので、ここからどんどん、もっとたくさんの方に観ていただきたいと思います」と挨拶。

この映画の魅力をより一層伝えるために、主演ふたりが好きな場面を紹介することに。
まずスクリーンに映し出されたのは、佐々木さん演じるイケイケやくざの桑原が橋爪功さん演じる映画プロデューサーの小清水を痛めつけようとする街中の場面。佐々木さんはシーンの説明を始めようとしたところで、「まだ映画を観てない人はいますー?」と観客に呼びかけ、多くの観客から手が挙がったのを見て「これから上映なのにすみませんね・・・(笑)」とフォローを入れつつ、「ここは御堂筋です」といきなり場所の説明を!佐々木さんが俳優になる前の会社員時代に仕事をしていた場所が、まさにこのシーンが撮影されたあたりだといい、勝手知ったる場所としての思い入れたっぷりに当時のエピソードが次々飛び出しました。
さらに、「予告編にも出てくる小清水が“うそやろー!”と言っている場面、まさにこのシーンなんです。あれはもともと台本になくて、“言うてええか?”と。」と、橋爪さんからアドリブの提案がされたとのこと。小林監督は「橋爪さんに限らず、出演者の方からの面白い提案はどんどん取り入れていきましたね」と振り返り、佐々木さんも「そういうアドリブが実際にCMにまで使われる訳ですからね!」と橋爪さんのとっさの発想力を称賛していました。
小林監督によるとその撮影の日は集合が早朝だったが実際撮影が開始したのは数時間後だったといい、佐々木さんは、「橋爪さん、“こんな朝から走れるかい!”とか言いながらめっちゃ走ってましたよ(笑)」と、続けました。さらにこの場所は、横山さん演じるぐーたら貧乏の二宮が桑原に電話ボックスに押し込まれる場面も撮られているといい、奇しくも佐々木さんゆかりの場所から映画の名シーンの数々が生まれたことが明かされました。

続けて、二宮が実家で食事をする場面が映し出されました。目の前には二宮の母・悦子(キムラ緑子さん)が座っており、横山さんは、「ここはなんだか感慨深いシーンです。お母さんが僕が残したものをパッと取りはって食べるんです。キムラさんが、“親って子供が残したものを食べたくなるやろ?”って。その間がすごくリアルで・・・大好きなシーンです」としみじみと振り返りました。佐々木さんも「俺もこの場面大好きやー。」と同意。スクリーンをまじまじと見ていた横山さんは「それに、なんかふたりが似てますね(笑)」とポツリ。本人もこれまで気付かなかった発見だったようでした。

続けては、明日は節分ということで<ヤクビョーガミが厄を払う>豆まきが行われることに。
佐々木さんは桑原が所属する<二蝶会>、横山さんは二宮自身の会社<二宮企画>小林監督には<監>の字が刻まれた升を手に、勢いよく客席の方に豆を投げ込んでいきました。佐々木さんが後ろの席の観客も受け取れるように客席通路にどんどん進みながら豆を投げていると、横山さんも続けて通路へ。大盛り上がりの中で豆まきが続き、佐々木さんが二階席にまで大きく投げるとその遠投振りに大きな拍手が起こりました。

最後に監督から、「今日持ち帰ってもらった豆を友達、家族に渡してあげて、ぜひ映画を広めていってください」と挨拶。
横山さんは、「皆で熱量を込めて全力で撮った映画だから、それが伝わるといいなと思います」と挨拶。
佐々木さんは、「映画が公開されてから、友達から“もっとポップな映画かと思ってたけど、ガチやね。結構やるねー(笑)“と、ギャップを喜んでもらえました。これからご覧になられる方、”お父さん、けっこうすごかったよ!”とか、“お母さん、横山くんのお風呂のシーンありますよ(笑)”とか、弟には“あんたもっと肩に風切って歩いてみい!”みたいに、広げて行ってください。ここにいらっしゃる皆さんは一蓮托生(桑原が劇中二宮にかける言葉)です。この映画がもっとたくさんの人に愛してもらえるようにご協力よろしくお願いします!」と挨拶しました。

そして、マスコミ向けのフォトセッションに入ろうとしたところで横山さんから「ちょっと待った!!!」の声が。さらに、「2月4日は蔵之介さん誕生日ですよね!このまま帰しませんよ!」と続け、佐々木さんには内緒で用意していた特大の“桑原の似顔絵”ケーキが舞台上に運び込まれました。佐々木さんは「すごない(凄くない)これ?どこから食べればええんかな・・・」と驚きを隠せない雰囲気で、「おおきに!」とお礼を述べました。 
このケーキも合わせてフォトセッションが行われ、佐々木さんと横山さんからケーキを交えた数々のサービスポーズも飛び出し、終始和やかな雰囲気のうちに舞台挨拶は終了しました。

ケーキ


小林監督×秋田プロデューサー対談企画【ゲスト:撮影・浜田毅さん】④

小林監督と秋田プロデューサーの対談企画、第三回は撮影の浜田毅さんをゲストにお迎えし、お届けいたします!
3人の鼎談を、ぜひチェックしてみてください!
 

浜田さん「小林監督が助監督の時から一緒にやりたいな~と思ってたんですよ。それが今回実現できてうれしいです。」

小林監督「そう言っていただけて嬉しいです。」

秋田プロデューサー「もともと小林監督が助監督をされていた時代って、何の作品でご一緒だったんですか?」

小林監督「篠原哲雄さんの『命』っていう映画ですね。2002年くらいの作品です。」

浜田さん「その次は『ニワトリはハダシだ』ですね。主役の子への演技指導が凄かった印象がありますね。小林監督は『ニワトリ~』のときが印象強いんですよね。」

小林監督「あの時は、チーフの武正晴さんを筆頭に演出部全員が芝居つけてましたからね。10年以上前ですけど僕も印象深いです」

秋田プロデューサー「監督として初めてご一緒に撮影されて、何か変わったと感じたこととかありますか?」

浜田さん「変わったとかではないんですけど、監督が考えている映像のイメージをすごく共有できましたね。シーンごとの流れというか。流れを共感したり共有できたりすると凄く掴みやすいんですよね。ロケハンの考え方や現場に入ってからの進め方が大幅にずれたものにならないからね。」

小林監督「流れっていう感じは分かりますね。」

浜田さん「シーンの最初の掴み方をどういくか考えたときに、役者がやってみないとわからないこともあるんだけど、どこからいくかという初手が共感できていると次の流れも考えやすいんですよね。現場では思いこまないようにはしているんだけど、すごく楽でした。」

秋田プロデューサー「キャスト陣もびっくりしていました。意思の疎通がすごくできていて、この現場スムーズですねって言っていました。」

浜田さん「映画の流れでも、流れていればいいかと言ったらそうでもなくて、止めていくのも大事なときもありますが、どういう流れで映画を作っていくかというときに、止め方や違和感も含めてどう撮るかというのが大事なんですよね。“こうあるべきだ”というものはないんですけど。監督の癖っていうのがあって、ホンを自分でも書かれているから台詞がすべて頭に入ってるんですよね。全部カメラの横で喋ってるんだよね」

小林監督「たまに声が出ちゃって、邪魔だって言われます(笑)」

浜田さん「仕上げの時にもしゃべってたよ(笑)喋ってるのをみていて、凄いなって思うんですよね。台本を見ているわけではないし。話すことで役者と共有しているんでしょうね。」

小林監督「リズムとか間とか、シンクロさせてるんでしょうね。」

秋田プロデューサー「台本は置いていてもほとんど見ていませんもんね。珍しいですよね。」

小林監督「そういえば以前、その様子を見たある俳優さんに「滝田洋二郎みたいだね。」って言われたんですよ。滝田さんってそうなんですか?」

浜田さん「基本的にカメラの横で見ている方なんですよね。モニターの所に座ってカットかける監督ではないんです。気持ちが入ってくると、(フレームに)入ってきちゃうので(キャメラを覗いたまま手で監督の体を)止めながら撮影するんです(笑)。小林監督もカメラの横で見る方ですよね。モニターを見てというよりも、芝居の臨場感を共有したいのかなって思います。モニターで見ている方ってフレームに何がどこまで写っているかとかを気にすると思うんですけど。」

小林監督「走るところとか、息をつめるところとか、そういうところは役者と共有したいんですよね。」

浜田さん「カメラも同様なんですよね。やっぱり役者と呼吸を合わせておかないと、振り間違えてしまうからね。」

小林監督「役者さんが動いてから追いかけるのは違いますもんね。」

浜田さん「座っていたところから立つときとか、人間何かしら動く前の動きがあるんですよ。だから役者さんと息を合わせていればタイミングが分かるんだよね。相撲の立ち合いとかと一緒なんだろうな。遅れちゃだめだけど先行しちゃだめなんだよね。ほんのちょっと遅れるくらいがちょうどよくて、あまりにぴったりだと気持ち悪いんだよね。」

小林監督「ただ今回、悠紀(北川さん)が「立派なおっさんやったらもう手ぇ引き」と忠告するカットで、オペレートしてたエビちゃん(Bカメの蛯原さん)」が「(ぴったり収まらなかったので)もう一回やらせてください」って言って撮り直したことがあったんです。浜田さんと僕は勢いがあってトラック1の方がいいかなって思ったんですが、実際編集するときに、台詞終わりですぐに切り返すことを考えると撮り直してよかったな、と。そこは今回勉強だなって思いました。」

浜田さん「泣くとかでも動きに意図ってあるじゃないですか。それが役者さんも考えているので息を合わせていくのが大事ですよね。」

秋田プロデューサー「浜田さん、『破門~』で何本目なんでしたっけ?」

浜田さん「62本くらいですかね?今64本目くらいになったかな。」

小林監督「同日公開ではありますが、『恋妻家宮本』もですもんね。」

秋田プロデューサー「初日舞台挨拶は、『破門』の方に来てくださいね(笑)。本日は有難うございました。」