小林監督×秋田プロデューサー対談企画【ゲスト:黒川先生】③

小林監督と秋田プロデューサーの対談企画、第二回は黒川博行先生をゲストにお迎えし、お届けいたします!
3人の鼎談を、ぜひチェックしてみてください!
 

秋田プロデューサー「黒川先生はご自身の作品が映像化されてどんなお気持ちですか?不安とか……」

黒川先生「不安なんかないです! 正直言うて映画が売れようが売れまいが僕の収入にはほとんど関係ないんですからね。…映画が売れてくれたらやっぱり多少は影響ありますけど(笑)。でも、たくさんの人が映画を観てくれて、僕にいろんな感想を言ってくれるのは本当に楽しいですよ。映画は好きやし、僕が見て楽しいと思うものはやっぱりたくさんの人に観てもらいたいです。」

秋田プロデューサー「映画の入り口ってなんでしたか?好きな映画とか。」

黒川先生「アメリカン・ニューシネマですかね。『俺たちに明日はない』とか、その当時に流行っていた映画は、やっぱり面白いなって思いましたね。『イージー・ライダー』や『卒業』もよかったね。あの頃から映画っていいもんやなって思ってました。」

小林監督「今無人島に何かDVDを持っていくとしたら何ですか?」

黒川先生「『ノーカントリー』か『L.A.コンフィデンシャル』かな。『ファーゴ』もいいね。」

小林監督「コーエン兄弟(監督)ですね。」

黒川先生「クエンティン・タランティーノも好きです。今年やと『ヘイトフルエイト』もよかったですね。」

小林監督「黒川さんの作品って、「破門」に限らず乾いているというか。日本ってウェットなことが好きな人も多いんですけど。」

黒川先生「乾いてると表現される方は珍しいね。でも本当に乾いてるんです。ウェットな部分は全くないからね。だからそういってもらえると、うれしいしありがたいです。」

小林監督「僕はウェットなものはあまり好きではないので、すごく黒川先生の作品に共感できるんですよね。洋物の探偵小説というか、クールというかドライというか…。所詮は個人というところがいいですよね。」

黒川先生「ヨーロッパの映画よりはアメリカの映画が好きです。乾いている感じなんで。あと、ハンディカメラで撮ったものは、画面が揺れるから、こっちが酔うてしもて、あまり好きやないですね。」

 
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