小林監督×秋田プロデューサー対談企画 【キャスト編②】

小林監督と秋田プロデューサーの対談企画①-6 キャスト編②です。
公開に向けてお二人の対談を通し、撮影裏話や見どころをお伝えしてまいります。
 

【キャストについて②】

小林監督「中村ゆりさんとほうかさんと佐吉さんは『煙霞』にも出ていただいていて。黒川作品の常連っていう感じで」

秋田プロデューサー「現場はほんとみんな和気藹々としてましたよね。キムラ緑子さんは、監督とイメージを話していて緑子さんがやってくれたらいいな、ってなってたんですよね。」

小林監督「緑子さんがやってくれるならもう。イメージに合うからぜひやってほしかったんですよ。緑子さんはご自身のお母さんを思って演じたって言ってくれました。子どもにとってありがた鬱陶しい感じをどう出すか、というのを意識して話しましたね。國村さんには、お世話になった兄貴の妻ではあるけれど、“ザ・姐さん”といった感じではなく、普通にお世話になった人の奥さんとして接するような感じで、とお願いしました。
宇崎さんは衣装合わせの時、女性陣の目がキラキラしてましたね。」

秋田プロデューサー「サングラスもね、自前のを持ってきてくださって。」

小林監督「この役に合いそうだからって何十個もね。その中のものを小道具として使わせていただきました。」

秋田プロデューサー「宇崎さん育ちは関東のほうですけど、さすがは耳の良いミュージシャンという感じで関西弁も違和感なくて。」

小林監督「倍音が豊かに含まれた声も素晴らしいですよね。」

秋田プロデューサー「橋爪さんはいかがでした?小林監督とは初なんでしたっけ。」

小林監督「初めてでしたね!衣装合わせの時に、「この作品は小清水にかかってます!」と期待を込めて言ったら、「またまた〜、そういうプレッシャーかけんといてや~!」って冗談でかわされたのを覚えてます(笑)。」

秋田プロデューサー「さすがですね(笑)。といいつつ、現場ではやっぱりしっかりとやってくださいましたよね。」

小林監督「あと衣装合わせの時にメガネも提案してくれましたね。「地のままやと上品になりますねん、こういう小道具の力借りんと。」とか言いながら(笑)。撮影に入ってからは僕の予想以上に、生き生きと演じてくださいましたね。
あと、毎度作品に出てもらってるテントさん。ゲン担ぎ的に今回も出てほしくて。前回『マエストロ!』で回想シーンのやくざ役で出てもらってるんですよ。だから今回は同じメイクで『マエストロ!』でやくざ役をしている役者、という設定で出てもらいました(笑)。実は小清水が振込額を見せるシーンで、その振込額の上に、20万のギャラがその役者に支払われているんですよ。(笑) 天童大和という役名です。完成した映画をみてもらいたかったんですけど、急に交通事故で亡くなって残念です。」

秋田プロデューサー「月亭可朝さんも出演してくださってますよね。」

小林監督「実話系の雑誌やドキュメンタリーを観ていたら結構やくざの方の普段着でパステルカラーがあって。いいなぁと思ってピンクを着ていただきました。」

秋田プロデューサー「可朝さん、撮影のとき「テンパりました、のまれましたわ。」っておっしゃっていましたよね(笑)」

小林監督「しきりに「覚えてきたんや、覚えてきたんやけどな。」って言って宿題きちんとやってきたのにノート忘れてきちゃった子みたいな感じで可愛くて(笑)。あと何人が気づくかなシリーズで、高川(裕也)さんにメイクでギョウザ耳にしてもらってるんですよ。警察なんでね。真面目に武道というか柔道をやってるってことで。見た目はやくざにしか見えないけれど、ギョウザ耳が警官バッジみたいなね。」